曼殊院
今回の見学地は曼殊院。10時に集合。
曼殊院は皇室一門が住職をした門跡寺院。
現在の堂宇は良尚法親王が造営、なお親王の父は
智仁親王は桂離宮を造営。
建物内部は残念ながら撮影禁止。
大書院から小書院をみる。
屋根は杮葺き。材料はさわらの割板。
最近葺き替えられたそう。
内部には上段の左側に曼殊院棚がある。
大書院から小書院への縁の切れ目、
大書院が公の場白書院に対し小書院は私的な場黒書院。
上段の床柱が丸太であったり長押の釘隠しが富士の七宝であったり、
縁側の手すりも小書院に入ると高さが一段低くなり格狭間がはいる。
有名な梟の手水
八窓の席(パンフレットより)
間取りは3畳台目下座床 炉は台目切
躙り口より正面に床の間。
床柱はちょうな目のついた赤松皮付き、相手柱は皮付きの櫟?
中柱は皮付きの桜。この辺は遠州好み。
東面北寄りに高さ1.6尺ほどの連子窓がありその上に
あたかも欄間のごとく高さ0.7尺ほどの下地窓がかさなる。
これも遠州好みだが作者は遠州ではないとのこと。
手前座には風呂先窓、色紙窓、雲雀だながありこれは
織部好み。
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