2016年05月23日
立川流の足跡 1
立川流は信州諏訪の宮大工集団ですがこの遠州地方に作品が残ります。
その一つが天竜区の山腹に建つ東福寺観音堂です。
小ぶりな建物で過度な装飾はついていません。
垂木を設けず板張りとなった特殊な軒になってます。
向拝の柱に付く獅子鼻の彫刻、良い表情です。
この観音堂の建立は天保2年(1831)年、立川富棟だそうです。
富棟は1796年に旧秋葉寺(現秋葉神社)の本堂(昭和18年焼失)も建造しています。
Posted by hiroーk at 13:59│Comments(0)
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